バイクを売却したら任意保険の解約を忘れずに。
先日、16年連れ添ったバイクを売却した。
バイクを買取業者に引き渡し、お金も銀行口座に振り込まれて無事取引が完了したことに安心していた時、バイク王のスタッフさんに言われたことを思い出した。
「任意保険の解約はご自身で忘れずにお願いしますね。」
そうだ、任意保険の解約しなきゃ。
この記事ではバイクの任意保険を解約した体験談をお伝えします。
チューリッヒのスーパーバイク保険を解約
私が加入していたバイクの任意保険は、チューリッヒのスーパーバイク保険。
チューリッヒを選んだ理由は、ネット完結で契約できて保険料も年間2万円ほどで安かったから。
幸いなことに今まで無事故だったので、実際にチューリッヒの保険にお世話になることがないまま解約することになった。
チューリッヒのバイク保険の解約は電話でおこなう必要がある。
契約するときはネット完結で簡単だけど、解約はネットだけで完結することはできない。
チューリッヒに限りませんが、解約はし難くしているようです。
解約の電話をかける際には、予め手元に証券番号がわかるものを置いておきましょう。
また、土日祝日は特にですが、チューリッヒに限らずカスタマーサポートへの電話はなかなかつながらないことが多いので時間に余裕があるときに解約の電話をかけた方がいいです。
もしもし、バイクを売却したので加入しているバイク保険を解約したいのですが。
かしこまりました。
証券番号もしくは登録されている電話番号を教えてください。
という感じで、解約したい旨を伝えればチューリッヒのカスタマーサポートさんの質問に答えていくだけで簡単に解約できます。
解約の際には『中断証明書』を発行してもらおう
車やバイクの任意保険は加入後に無事故で保険を使わなかった場合、毎年『等級』というものが上がり、この等級が上がれば上がるほど保険料が安くなるなどのメリットがあります。
等級は最初6等級からスタートし最高で20等級まで上げることができますが、等級は一年に一度しか上がらないため、20等級まで上げるには最短でも14年かかります。
この等級は任意保険を解約するとリセットされてしまい、再び任意保険に加入する際には6等級からのスタートになってしまいます。
つまり、また20等級まで育てようと思うとさらに14年かかってしまうのです。
これは非常にもったいないですよね。
そこで、任意保険の解約の際に『中断証明書』というものを発行してもらうと、再び任意保険に加入しようとした際に、以前加入していた保険の等級を新しい保険に引き継ぐことができます。
等級を保持できる期間は10年間で、以前とは異なる保険会社の任意保険に加入する際でも引き継ぐことができます。
なので、今後再びバイクに乗るかわからなかったとしても、任意保険の解約の際には中断証明書を発行してもらうのがおすすめです。
中断証明書を発行してもらうには?
中断証明書は任意保険の解約をする際に発行してもらうこともできますし、解約後1年以内であればいつでも発行してもらうことができます。
私は解約の電話の際にカスタマーサポートの人の方から、「中断証明書を発行されますか?」と聞いてもらえたのでそのままお願いしました。また、チューリッヒの場合は解約後に契約者専用のマイページからネット上で手続きすることもできます。
中断証明書を発行してもらう際には、バイクの売却先などの情報も必要になるので予め準備しておきましょう。私の場合はバイク王に売却した際に名刺を貰っていたので、その名刺の情報で中断証明書を発行してもらいました。
その他詳しいことは、チューリッヒのサイトにも中断証明書に関する説明があったので気になる方は読んでみてください。
バイクを手放したらすぐに任意保険を解約した方がお得かも?
任意保険を解約すると保険料の一部が戻ってくる場合があります。
私の場合、加入していたチューリッヒのスーパーバイク保険の保険料は年間2万円ほどで、支払いは3月の解約は10月だったので、残りの4ヶ月分ほど約6,000円が払い戻しされました。
このように保険の契約期間の途中で解約した場合は、支払った保険料の一部が返ってくる場合があります。保険料の支払い方法や契約内容、加入している保険会社によっては返ってこない可能性もありますが、おそらく、ほとんどの場合は還付金があると思います。
ですので、バイクを手放したらなるべく早く保険の解約手続きをするのをお勧めします。
まとめ
私はバイクを売却するのは人生初めてで、保険を解約すると保険料の一部が戻ってくることがあるなんて知らなかった。
満期になって継続手続きをしなければ勝手に解約になるだろうし、わざわざ解約手続きなんてしなくていいと思っていた。
でも、16年間付き添った相棒との別れをきちんと完了しようと自分から解約手続きをおこない、保険料の還付金を得られるといううれしい結果になった。
もしあなたがバイクを手放す際には、バイクの売却だけでなく、任意保険の解約も忘れずにおこなってくださいね。